[レビュー]きまじめ姫と文房具王子 第30話

新年1回目、しかもブログ移転の1回目はどんなネタがいいかな〜と考えたのですが、まぁ従来通りいきましょう。

ということで、僕がずっと推している月刊スピリッツで連載されている「きまじめ姫と文房具王子」のレビューです。

きまじめ姫と文房具王子 第30話

今回のお話は、文具研のオリジナル原稿用紙を作ろう。ということで、色々な原稿用紙の話題がありました。

面白いな〜と思ったのが、夏目漱石が使用した原稿用紙で1行19文字、原稿用紙1枚あたり190文字というちょっと変わった字詰めのものを使用されていたそうです。

これは連載していた「朝日新聞」の小説の組版に合わせて作られたそうです。

確かに掲載される組版に合わせると、文字の過不足も把握しやすいですよね。

文具研のメンバーがどんな原稿用紙にしようか・・・と相談している中で罫線の色を「今様色」(いまよういろ)という、日本独自の色が出てきました。

誌面はモノクロなので一体どんな色なのか気になって調べてみました。

平安時代に流行った色とのことです。少し淡い紅色で、確かになんとも形容し難い色味です。

今様色

こんな色です。(C0 M75 Y38 K20 / R208 G90 B110)

この色を調べるために日本の伝統色を色々みてみたのですが、どの色もなんとも表現しにくい素敵な色味でした。そして色の名前もなんかおしゃれんなんですよね。

作中で「文房具アイデアコンテスト」に出したブックカバーといい、今回のオリジナル原稿用紙といい、ぜひ商品化して欲しいですね。

(そういえば、「文房具アイデアコンテスト」の結果はどうなったんだろう・・・)

今号の一押しカット

毎号素敵なカットがあるのですが、今号はなんと言ってもこれでしょう。

ヒロインのかの子さんの遊園地デートの一コマ

本編を読んでもらうと、このシーン色々考えちゃいます。
でも、素敵なんですよね〜
待ち受けとかにしたいw

僕が今漫画で何かオススメない?と聞かれたら、脊髄反射レベルでこの作品を推します。
文房具が好きな人はもちろんですが、登場人物たちがしっかり作り込まれているから物語としてもすっごい面白いです。

この文房具もガンガン出てくるというよりも、キーアイテムではあるけど話を邪魔しないボリュームなのですよね。

また読んだことない。という人はぜひ一読して欲しいです。

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