55年ぶりのプラチナ万年筆ノック式万年筆「CURIDAS」
万年筆にキャップは必要不可欠です。
だってキャップがないとインクで汚れちゃうかも知れないし、何よりインクが乾いてしまう。
でもキャップって回したりして取り外さなければならず、ノック式のボールペンに慣れているとちょっと億劫ですよね。
キャップの取り外しが不要なノック式の万年筆もあります。
それはPILOTさんの「キャップレス」です。でも、今まではノック式の万年筆というとこれ一択でした。
今回プラチナ万年筆さんから、ノック式の万年筆の「CURIDAS」が発売されます。
実はプラチナ万年筆さん、55年ぶりのノック式万年筆だそうですよ
CURIDASの命名は、日本の文房具の通例?のダジャレで、「ペン先をノックで繰り出す。」から「キュリダス」かな?と思ったら、それだけじゃなくCURIOSITY(好奇心)とかけてるそうです。
CURIDAS(キュリダス)
製品情報
- 発売日:2月28日
※2月8日に一部店舗にて先行発売
(伊東屋 本店・伊東屋 京都店・オフィスベンダー文具の杜・大丸藤井セントラル・東急ハンズ 池袋店・東急ハンズ 渋谷店・東急ハンズ 新宿店・東急ハンズ 梅田店・東急ハンズ 名古屋店・東急ハンズ 博多店・とうじ・ナガサワ文具センター 本店・ナガサワ文具センター 梅田茶屋店・丸善 丸の内本店・丸善 日本橋店) - 軸カラー:プリズムクリスタル・グラファイトスモーク・アーバングリーン・アビスブルー・グランレッド
- ペン先:ステンレスペン
- 字幅:極細(EF)・細(F)・中(M)
- 価格:7,000円(税別)
- コンバーター700、コンバーター500に対応
プラチナ万年筆 CURIDAS とPILOT キャップレスの比較
プラチナ万年筆さんのCURIDAS とPILOT さんのキャップレス(ペン先:特殊合金)とを比較した表を作ってみました。
プラチナ万年筆 CURIDAS | PILOT キャップレス |
|
---|---|---|
価格 | 7,000円 | 10,000円 |
ペン先 | ステンレスペン(ST-2) | 特殊合金 |
字幅 | 極細(EF)・細(F)・中(M) | 細(F)・中(M) |
軸素材 | PMMA 樹脂 | 黄銅 |
重量 | 24.0g | 30.0g |
全長 | 153mm | 140mm |
最大径 | 13.8mm | 13.4mm |
製品特徴
簡単筆記
ノック式ボールペンと同様に、万年筆の後ろにあるノックを押すと、ペン先が出てくる。というものです。
気密性の高い収納部に収まっているので、ペン先が乾きにくくなっています。
プラチナ万年筆さんの多くのキャップ式万年筆に搭載されている「スリップシール機構」は搭載されていませんが、1年近くはインクが保持されるようです。
クリップが着脱可能
クリップの取り外しツールがついているため、クリップを取り外すことが可能です。
PILOT さんのキャップレスは、クリップが人差し指に当たるように持つと、ペン先が正面に来るように設計されているのですが、このクリップが手に当たるのが苦手という人も居ます。
クリップがないとペンが転がるのでは?と心配になるかも知れませんが、ペン先部分に突起があるため転がる心配は不要だと思います。
インクの交換・補充方法
万年筆なので定期的にインクの交換・補充が必要になります。
この交換方法がギミック満載です。
交換方法は以下の動画を確認ください。
試筆してみた感想
お世話になっている文具店で、発表前にこっそり試筆させてもらいました。
持った感じはグリップ部分がPILOT さんのキャップレスより太めに感じ、安定感があるように感じました。
書き味は安定のプラチナ万年筆さんで、ヌラヌラした感覚で非常に好印象です。
またクリップが取り外せるため、筆記時にクリップが当たらないようにすることができるのはいいですね。
ただ僕が一番ネックに感じたのは、インクの交換・補充方法です。
先の動画にある通り、ペン先ユニットを取り出すのがちょっと手間というか慣れが必要な操作だな〜と感じました。
全体的に7,000円という価格を考えると、1本購入してもいいかな。と思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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