高級手帳「能率手帳 GOLD」をレビュー
さて手帳というと、大体どれくらいの価格を想定しますか?
僕は大体2,000円〜3,000円をイメージします。
しかし世には5,000円を超える高級な手帳があります。
それは定価5,500円の能率手帳 NOLTY の「能率手帳GOLD」です。
能率手帳 NOLTY は、1949年に日本初の時間目盛り入りの手帳を手掛けました。
当初は日本能率協会の会員向け・法人向けだったのですが、購入したいという要望に答えて一般販売されるようになりました。
(1949年というと、第二次世界大戦の終戦からわずか4年)
そんな歴史のある能率手帳の最高峰「能率手帳GOLD」は、1963年版から販売されています。2021年版で発売から58年目、半世紀以上の歴史があります。
そんな高級手帳を来年は使おうと思い、購入しました。
いくら文房具好きでも、購入にはなかなか勇気が入りました。
早速、決まっている予定をいくつか書き、ちょっと使い始めたのこの機会にレビューします。
能率手帳GOLD
開封の儀
まさか手帳で「開封の儀」を執り行うことになるとは思いもしませんでした。
びっくりしたことに、手帳がボックスに収納されて販売されているんです。
箱を開けてたら薄紙に包まれて、なかなか手帳本体にたどり着けません。
もう本当にNOLTY の最高峰です。
薄紙から出して、やっと手帳本体とご対面です。
手にとってびっくりしました。表紙がすごいしっとりしていて柔らかいのです。
調べてみると、インド産のヤンピーと呼ばれる羊の皮だそうです。
しかも手帳本体と表紙の革が接着されています。
そして手帳は1年間使って終わりというわけではなく、数年後振り返ることもあります。
その時に手帳本体が汚れたり傷んだりしないように、小口が三方金されています。
手帳として至れり尽くせりです。
手帳本体について
能率手帳GOLD はスーツなどの上着のポケットに収納できる小型サイズになっています。
- 通常版:144mm × 95mm
- 小型版:130mm × 85mm
表紙を開くと、2021年の年間カレンダーと祝日の一覧があります。
次のページには、2021年の年間予定表があります。
次のページには、月間予定表があります。
月間予定表はガントチャートタイプです。
各月には項目を記入する欄が11行ありますが、上の3行は実線が引かれていますが、あとの8行は印のみでフリーエリア扱いになっています。
仕事のタスク管理に使うのも良いのですが、如何せん紙面が限られているので、毎日行いたい項目や習慣づけたい内容を書いて使うのが良さそうです。
月間ページが終わると、今度は週間予定のページです。
見開き1週間で、左側ページが日程で右側ページはフリーエリアの週間レフトタイプです。
各日にちの時間軸は、8時から24時までの表記になっています。
12時間表示なので、例え夜型の生活スタイルでも、8時を24時間表記の20時と捉えれば全然問題ないです。
あえて12時間表記にしているのもちょっと珍しいかも知れませんね。
さらにそれぞれの日にちの下部には、1月1日を1とした1年の何日目か、そしてその年の残りの日数が表示されています。
意識していないと、気がつくとあっという間に四半期が過ぎたりしているものです。
これをみると、「あぁあと※ ※日で今年も終わりか・・・」など1年の時間軸を実感しそうです。
フリーエリアになっている右ページの右上の部分には、週番号が印刷されています。
僕は週番号で予定を計画したりするので、これは嬉しいです。
週番号での予定の利便性については、どこかでしっかり紹介したいと思います。
巻末にはメモなどが書けるフリーエリアのページが29ページあります。
ただこのメモなどの書けるページが曲者で、方眼2種・横罫1種の3種類あります。
備忘録として使うよりも、1年を通して忘れたく無い出来事などを記載するなど使い方を考えないとな〜と思いました。
ちゃんと備忘録用に補充メモノート(30ページ)が2冊付いています。
この補充メモノートもよくできていて、ミシン目が入っており切り取って取り回しができるようになっています。
購入しなければ、いつまで経っても憧れのままなので今年思い切って購入してみました。
紙面が小さいので、何でもかんでも書き込むというよりも、用途を絞って使ってみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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