三菱鉛筆の本気が伝わるゲルインキボールペン「uni-ball one」

三菱鉛筆さんから、新しいゲルインキボールペンが発売されました。
今回発売されたゲルインキボールペンは、「uni-ball one」という製品名で、特徴は一般的なゲルインクと比べて黒色はより一層濃く、カラーはより鮮やかに発色する。という特徴を持っています。

uni-ball one 限定パッケージ
uni-ball one 限定パッケージ
uni-ball one
uni-ball one

詳しい内容は、プレスリリースを見てもらえばいいかな。
プレスリリース

製品情報

  • 価格:120円(税別)
  • ボール径:0.38mm / 0.5mm
  • インク色:0.38mm(全20色)
    黒、赤、青、イエロー、オレンジ、グリーン、ピンク、 スカイブルー、ライトピンク、ブルーブラック、ロイヤルブルー、 ライトブルー、マンダリンオレンジ、ライムグリーン、エメラルド、ベビーピンク、バイオレット、ブラウンブラック、ボルドーブラック、グリーンブラック
  • インク色:0.5mm(全10色)
    黒、赤、青、イエロー、オレンジ、グリーン、ピンク、 スカイブルー、ライトピンク、ブルーブラック

製品特徴

黒がより濃い、カラーは鮮やかな発色

筆記テストを行いました。
使用した紙は、マルマンのMnemosyneです。

下の画像は手元にあったゲルインキボールペンと比較したものです。

ゲルインキ比較
ゲルインキ比較

PILOT「Juice up」ZEBRA「SARASA」「bLen」と、今回の三菱鉛筆「uni-ball one」です。

「uni-ball one」のボール径が0.38mmで同じボール径のものがなかったので、0.5mmや0.3mmで正確な比較はできませんが、ZEBRA「SARASA」が似てるかな?ということで、ZEBRA「SARASA」と「uni-ball one」を比較です。

SARASAとuni-ball one の塗りつぶし
SARASAとuni-ball one の塗りつぶし

交互に塗りつぶしたものが以下の図です。
「S」が「SARASA」、「u」が「uni-ball one」です。
こうして比較してみると確かに「uni-ball one」の方が、より濃い黒色です。

今回8色セットを購入したので、黒・赤・青・ブルーブラック・ピンク・オレンジ・グリーン・スカイブルーを書いてみましたが、かなり鮮やかです。

カラーも鮮やか
カラーも鮮やか

速乾性が高く・にじみが少ない

塗りつぶしをしていた時に感じたのですが、非常にインキの乾きが早く、滲みが少ないです。
SARASAは、ちょっと滲むというか紙にインキが染みる感じあるのですが、uni-ball one はそういう感覚が非常に少なかったです。

デザインについて

全体イメージ
全体イメージ

軸からグリップ部分までストレートで、シンプルで特に変わったデザインではないです。
グリップ部分も硬めのゴムかな?軸と微妙に材質が違うようです。
適度に滑りにくくなっています。
全体として軸とグリップに大きな段差がある訳でも、色味が大きく違う訳でもなく、非常にシンプルなデザインです。

でも、クリップ部分にそのインキ色と同じ色のパーツが使われているので、アクセントになって非常に映える印象を受けました。

そしてクリップが、ワイヤークリップでシンプルな軸にマッチしています。

クリップも大きく開く
クリップも大きく開く

クリップも大きく開いて、非常に使いやすい設計になっています。

クリップの留め具からボディの頭の部分までが、インク色と同じ色のパーツになっているので、立つペンケースに入れてもすぐにどの色のボールペンかわかるようになっています。

頭の部分でどの色のインキかわかる
頭の部分でどの色のインキかわかる

黒インキだけは、カラーインキと同じように軸の頭だけ黒色のパーツを使ってるデザインと、軸全体が黒色の2パターンがあります。
黒インキはよく使うので、これは嬉しいですね。

今回の「uni-ball one」は、三菱鉛筆さんの本気度がヒシヒシと伝わるゲルインキボールペンです。

毎年10月から12月末まで開催されているOKB48選抜総選挙という、お気に入りのボールペンを決めようというイベントがあります。
そのTOP10のうち、油性インキ(低粘度油性含む)が3つ、ゲルインキが4つ、水性インキが3つという状況ですが、三菱鉛筆さんのゲルインキボールペンはTOP10入りしていないんです。
三菱鉛筆のジェルインキボールペンで従来からある製品が「ユニボール シグノ」「ユニボール シグノ RT1」「ユニボール シグノ 307」等があるのですが、これらのボールペンは、最高位でも12位なんです。
近年、ゲルインキの獲得票数が増えてきていますが、いまだ各ゲルインキで票が分かれていて、どのゲルインキが覇権を取るのか・・・というゲルインキ内で覇権争いが起こっている状況です。
そんなゲルインキ紛争に、ジェットストリームで油性インキの覇権をとった三菱鉛筆さんが、ゲルインキの覇権も取ろう!という意気込みを感じます。

【 まとめ 】
・ゲルインキ独特のサラサラとした滑らかな書き味
・従来のゲルインキよりハッキリ・鮮やかな発色
・速乾性が高く、滲み・染み込みも少ない

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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